サザエの食べ方

サザエの壷焼きの作り方

 

 

サザエの食べ方で絶対的な存在となっているのが壷焼きでしょう。サザエの食べ方でこれを外しては語れません。

 

当然ですがサザエは生きたものを使うのがベストです。(急冷品でも可)まずはサザエをそのまま約15分ボイルしますが、個体が非常に大きい場合には約20分がいいでしょう。塩は少々加える程度です。ボイルした後は引っ張ると身は簡単に抜けるはずです。

 

身はコリコリした身と、ワタの付け根部分に青みがある箇所に分かれます。周辺にはヒラヒラした帯状の外套幕もありますが、これは指で剥し取って、ワタの青い部分だけを切り取ります。この部分には砂袋という砂を噛んでいる部分があり、食べても苦いので、この箇所も取り除きます。

 

苦いのが好きと言う人も結構多いですが、砂のジャリジャリはちょっといただけません。ちなみにワタの先のツノ部分は充分食べられます。このワタの先はぶつ切りにして、鍋に出汁と酒を入れて加熱して、ミリン、薄口醤油、塩で薄味に仕立てます。好みによってお酒も加えてください。

 

具材として加えるのは椎茸と三つ葉です。椎茸はスライスしてひと煮立ちさせ、サザエの身とワタも加え、その後で三つ葉を入れて煮ます。他には竹の子も具材になります。これを汁ごとサザエの殻に戻して、直火で一気に加熱し、噴いたら器に盛って、出来上がりです。

 

そのまま焼いてしまうという人もいますが、もちろんこれもアリです。その場合はフタの上から少しお酒をかけておくといいでしょう。